世界自閉症啓発デー2026・メッセージ
国連事務総長メッセージ (2026.04.02)
世界自閉症啓発デーによせて
2026年4月2日
この世界自閉症啓発デーにあたり、私たちはすべての自閉症の人々が本来持つ尊厳と価値を称えます。
障害者の権利に関する条約は、ニューロダイバーシティ(神経多様性)やその他の違いに関わらず、私たち一人ひとりが人類という家族の一員であり、あらゆる人権を享受する権利を持つことを明確にしています。しかし、激動の時代の中で、有害な偏見が再び表面化し、これまでに築いてきた包摂と平等への進歩が損なわれつつあります。
誰もがそうであるように、自閉症の人々も自らの人生を形づくり、そして私たちの共通の未来を形づくる一員となるべきです。彼らは、世界をより良い場所にする才能、視点、貢献をもたらしてくれます。
平等な教育、公正な雇用、そして利用しやすい保健医療制度を通じて、自閉症の人々が参加し、活躍するためにふさわしい機会を確保することができます。
多様性を受け入れることは、私たちすべてを強くします。今日、そして毎日、私たちの共通の人間性を再確認し、全ての人にとってより包摂的な世界にすることを改めて約束しましょう。
2026 年4月 国連事務総長 アントニオ・グテーレス
(世界自閉症啓発デー・日本実行委員会事務局による仮訳)
厚生労働大臣メッセージ (2026.04.02)
第19回 世界自閉症啓発デー(令和8年4月2日)に寄せて
毎年4月2日は、国連が制定した「世界自閉症啓発デー」です。また、日本では4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」としております。第19回目の世界自閉症啓発デーを迎えるにあたり、一般社団法人日本自閉症協会の皆様をはじめ、関係団体の皆様のご尽力により関連イベントが開催されますことに、心から感謝申し上げます。
今年のキャッチコピーは、「ちがいはちから つながりは未来」です。私は、このキャッチコピーに、「自閉症などの発達障害がある方々の多様性を大切にし、ご本人やご家族が地域の皆様とつながりながら、笑顔で過ごせる社会を目指していこう」という多くの方々の思いが込められていると感じています。
啓発デーをきっかけに、東京タワーをはじめ、全国各地のランドマークが青色にライトアップされる「ライト・イット・アップ・ブルー」や、自閉症の特性があるセサミストリートのキャラクター「ジュリア」を起用した啓発ポスターの掲示など、全国各地でさまざまな取組が展開されています。
また、公式テーマソング「We Belong ― わたしたちのうた」や、当事者の皆様の声をまとめた「メッセージ・イン・ブルー」を公式ウェブサイトで公開するなどの多種多様な企画を通じて、自閉症や発達障害への理解がより多くの国民の皆様に広がっていくことを期待しています。
現在、厚生労働省で特に力を入れて取り組んでいるのは、強度行動障害の状態にある方に対して高度に専門的な支援を行う、中核的人材の養成です。こうした人材を全国各地で育てていくことで、どこに住んでいても誰もが安心して暮らせる環境を整えてまいります。
今後とも、自閉症などの発達障害のある方々の多様性が尊重され、障害の有無にかかわらず、誰もが共に育ち、共に生きる社会の実現に向けて、施策の充実に努めてまいります。そして、その際は、ご本人やご家族の声にしっかりと耳を傾け、思いに応えたいと思います。
皆様の温かいご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
令和8年4月2日
厚生労働大臣 上野 賢一郎
文部科学大臣メッセージ (2026.04.02)
世界自閉症啓発デー2026に向けた文部科学大臣メッセージ
毎年4月2日は、国連が定めた「世界自閉症啓発デー」です。また、我が国では、毎年4月2日から8日までの期間を「発達障害啓発週間」とし、自閉症など発達障害に関する正しい理解が進むよう、啓発活動に広く取り組んでおります。
「世界自閉症啓発デー」は今年で19回目を迎えます。今年のキャッチコピー「ちがいはちから、つながりは未来」の下、今年も「世界自閉症啓発デー」のシンボルカラーである青を基調としたライトアップ等が全国各地で実施されます。
文部科学省では、障害のある子供一人一人の自立と社会参加を見据え、個々の教育的ニーズに応じた指導を提供できるよう、通常の学級、通級による指導、特別支援学級、特別支援学校といった連続性のある多様な学びの場の整備を進めるとともに、いずれの場においても、障害のある子供と障害のない子供が可能な限り共に学ぶことができるよう、特別支援教育を推進しております。
また、現在、中央教育審議会においては、次期学習指導要領に向けた検討が行われており、自閉症など発達障害のある子供を含め、通常の学級における障害のある子供への重層的な指導・支援の在り方や、通級による指導の充実に向けた方策等についても、重要な論点としてご議論をいただいているところです。
さらに、教育と福祉が連携し、行政分野を超えた切れ目のない一貫した支援を行っていくため、引き続き厚生労働省・こども家庭庁とも連携を密にしながら、誰もがその能力を発揮し、相互に人格と個性を尊重し支え合い、認め合える共生社会の形成を目指し、特別支援教育の一層の充実を図ってまいります。
結びに、「世界自閉症啓発デー」や「発達障害啓発週間」が、教育関係者にとって発達障害についての理解を深め、支援の充実につながる契機となることを期待するとともに、引き続きの御理解と御協力をお願い申し上げて、私からのメッセージといたします。
令和8年4月2日
文部科学大臣 松本 洋平
こども政策担当大臣メッセージ (2026.04.02)
世界自閉症啓発デー2026(令和8年4月2日)に寄せて
毎年4月2日は、国連の定める「世界自閉症啓発デー」です。我が国でも、4月2日から8日までを「発達障害啓発週間」として、様々な啓発活動に取り組んでいます。
今年は、「ちがいはちから、つながりは未来」をキャッチコピーとして、全国各地で、自閉症のシンボルカラーである青色で地域を照らす「ライト・イット・アップ・ブルー」など様々な取組が行われています。
また、すべてのこどもたちのアイデンティティーや友情を尊重し、多様性豊かな社会で、こども全員が自分自身に誇りを持ち、居場所を感じられるようにとの願いが込められた楽曲「WE BELONG わたしたちのうた」は、世界自閉症啓発デー日本実行委員会の公式テーマソングとなっています。
こども家庭庁では、こどもの発達の多様性を尊重し、1人ひとりのこどもの健やかな育ちを支え、障害の有無に関わらず、地域で安心して暮らすことができるよう、地域における支援体制の強化とインクルージョン推進のための取組を着実に進め、発達の多様なこどもへの早期からの切れ目ない発達支援・家族支援等に取り組んでいます。
今後とも、こどもの視点に立って意見を聴き、その声を大切にして、こどもにとって最もよいことは何かを考えながら、「こどもまんなか社会」の実現と、すべてのこどもが、それぞれの多様性を認め合い、尊重し合い、誇りをもって生きられる社会の実現を目指し、関係省庁とも連携して取組を推進してまいります。
「世界自閉症啓発デー」や「発達障害啓発週間」が、こども1人ひとりの発達の多様性や個性を理解し、こどもや子育てをしている人の気持ちに想いを馳せて、寄り添う契機となることを強く期待して、私からのメッセージといたします。
令和8年4月2日
こども政策担当大臣 黄川田 仁志
